EASY Forensics 導入事例

事業内容

イソザキ株式会社イメージ

イソザキ株式会社 代表取締役社長 磯﨑拓紀様 インタビュー

イソザキ株式会社

従業員数: 約80名

所在地: 茨城県

茨城県ひたちなか市に本社を置くイソザキ株式会社は1972年創業の自動車販売会社です。従業員約80名の同社は、創業50年を超え、地域の皆様から愛され、県内のスズキ正規ディーラーとして自動車販売台数16年連続NO.1を達成しています。近年では生命保険事業や婚活事業など多角化し、積極的にスポーツチーム協賛やボランティア活動を行っています。

導入の背景と課題

  • 社員数増加により目の届かない部分が増え、ガバナンスや情報管理の重要性が高まった
  • デジタル化の進展でPCでの顧客データのやりとりが増え、個人情報管理や情報統制が課題となっていた
  • 中小企業ゆえに、目に見えないものへの投資判断や相談先に迷いがあった
  • お客様、提携先様に信頼される社内体制づくりのため

選定理由

  • USBを挿すだけで使えるシンプルな操作性
  • パスワード入力や複雑な登録作業が不要で分かりやすい
  • 常時監視ではなく、必要な時にチェックできる点
  • 社内体制づくりを安価で始められる

導入後の成果

  • ガバナンス意識をチェックするタイミングの必要性に気づいた
  • PDCAのC(チェック)の重要性を再認識した

本稿は、イソザキ株式会社(以下、イソザキ)の代表取締役社長、磯﨑拓紀様へのインタビューをまとめたものです。
今回のインタビューでは、イソザキ株式会社が大切にする『クルマを通じて地域の皆様を幸せに!』というモットーのもと、お客様、地域社会、従業員との関係構築における取り組みや、企業規模拡大に伴うガバナンス面の課題について伺いました。また、情報管理体制強化のために導入されたEASY Forensicsの選定理由や、今後の展望についても詳しく掘り下げています。地域に愛される企業が、どのように信頼を築き、未来を見据えているのか、そのヒントを探ります。

50年以上信頼と実績を積み上げてきたイソザキ株式会社のあゆみ

―イソザキ株式会社の歩みを教えてください。

当社はもともと板金からスタートしました。オイルショックなどで物価が高騰してきた時代だったため、2年後には板金専業ではなく、板金の技術を活かして車をきれいに直して販売することに注力するようになりました。車の需要が増えることを見越して、販売に力を入れてきたのが当社の始まりです。

その後、販売を進める中で整備や車検のニーズが出てきたため、整備工場や車検場を設けました。また、自動車保険のチームも作るなど、時代の変遷やお客様のニーズに合わせてどんどん事業を拡大してきました。当社の一番のリソースは「お客様情報」だということに着目し、生命保険分野や婚活事業なども展開しております。自動車だけに限らず、お客様を増やすことを目的に事業活動をしております。

地域・お客様・従業員と共に築く幸せ循環の取り組み

―「クルマを通じて地域の皆様を幸せに!」のモットーを掲げていらっしゃいますが、地域の皆様、お客様、提携企業様が幸せでいるためにどのような取り組みをされていますか。

地域の皆様・お客様向けにはイベントを実施しています。茨城県はメロンの生産量が日本一で、味もとても美味しいんです。取引先のメロン農家さんから直接仕入れ、お客様に無料で提供する「メロン食べ放題イベント」を開催しています。これが大変好評で、来場されたお客様が翌年はご友人やご親戚を連れてきてくださるので、新規のお客様との出会いにもつながっています。本当に紹介していただくことが多いんです。

提携企業様とはお互いに紹介しあったり、我々の足りない部分を補って手伝っていただいている関係で、コロナ禍前などは運動会を実施して一体感を高めておりました。

―従業員の皆様向けの取り組みはありますか?

最近は社内勉強会や外部講師を招いた研修を行っています。「幸せ」を感じるには、本人たちがいろいろなリテラシーを高めることが大切だと思っています。外部のサービスを活用してウェブで学べる環境も整えています。経営者だけでなく、みんなで知識を共有し、成長できる場を作ることを意識しています。

性善説に基づいた体制づくりからEASY Forensicsを取り入れた
情報管理体制へ

―様々な取り組みで地域・お客様の信頼を積み上げていらしたイソザキ株式会社の皆様は、コンプライアンス意識の醸成にも死角なしの様に思えるのですが、ガバナンス面での社内体制づくりや課題についてお聞かせください。

ガバナンス強化になるかわかりませんが、従業員と毎日コミュニケーションをとれるよう、朝礼後に3,40人の従業員同士で「お願いします」とハイタッチをしています。毎日ハイタッチをしていると一人一人の今日のコンディションや日々のちょっとした変化が分かるんです。

私が社長に就任した8年前は社員が35~36人でしたが、今は80人近くになりました。人数が増えると、目の届かないところが正直たくさんあるんですね。日々の業務であったり、僕たちが伝えていることの意図が伝わらなくて、間違った解釈をする方もいらっしゃったりして、ガバナンスや情報管理の重要性が増してきました。特にデジタル化が進む中で、PCでお客様のデータをやりとりできる分、個人情報の管理や社内の情報統制をどうするかが課題となってきました。

―課題解決のためにEASY Forensicsを導入いただいたと伺っておりますが改めて経緯についてお教えいただけますか。

課題は感じていましたが、中小企業なので一歩踏み出すタイミングと、目に見えないものにできればお金をかけたくないですし、誰に聞いたらいいか分からないというところでした。ご縁をいただいてEASY Forensicsのお話を聞き、シンプルに使える点が導入の決め手になりました。
デジタル系サービスはパスワードの入力や登録して使用するものが多いですが、USBを挿すだけで使用できるシンプルさがすごく分かりやすいなと思いました。また「情報を守る」ことでお客様や提携企業様に信頼してもらう体制をつくることも大事でした。

―実際に社員の皆さんの反応はいかがでしたか。

特に抵抗感はなく、むしろ「しっかり管理してくれている」という安心感につながっているようです。私たちも「全部監視する」というセンシティブな伝え方ではなく、「適正に使われているか定期的にチェックしますよ」と皆さんに説明しています。抑止力となることも期待しています。導入したばかりですので、今後は本格的に運用し、より安全な情報管理体制を目指していきたいと考えています。

―最後に、今後の御社の目指す未来像についてお聞かせください。

お客様を守る、従業員を守ることが、自動車に限らず様々なことが商売につながっていきます。そして地域振興にも役立てることができます。自動車業界は大きな変化の時代にあります。今後もお客様や社員、地域の皆様と信頼関係を築きながら、時代の変化に柔軟に対応し、より良いサービスを提供していきたいと考えています。

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